カプセル内視鏡は、2007年に日本国内においても薬事承認、保険適用されて以来、広く臨床の場で使用されてきています。
「カプセル内視鏡研究会」は、その臨床応用の発展を目指すとともに、カプセル内視鏡に興味を持つ同学の士を開拓することを目的として設立されました。
これまで本研究会は、その目的達成のため、学術集会やセミナーなど5年間の活動を行い多くの実績を積み重ねてきましたが、現在カプセル内視鏡は、本邦で使用されている小腸用の適用拡大にとどまらず、大腸用などより幅広い分野で臨床応用されようとしています。
またその技術は診断から精査、治療までを視野に入れ急速な発展を遂げようとしています。
今回我々は、このようなカプセル内視鏡の技術革新に対応するためにも、より質の高い臨床研究とその応用、教育と医療体制の整備が求められていると判断し、「日本カプセル内視鏡研究会」より発展させる形で「日本カプセル内視鏡学会」を設立させるにいたりました。