日本カプセル内視鏡学会(JACE)認定医制度細則
施行:2012年7月1日
改定:2018年2月11日
改定:2022年10月31日
改定:2024年2月11日
第1条
本学会(JACE)認定医制度の施行にあたり、この規則に定められた以外の事項については、次の各項の規定に従うものとする。
第2条
認定医制度委員会の事務はJACE事務局にておこなう。
第3条
認定医制度委員会委員の任期は2年とし、再任を妨げない。
第4条
すべての申請はJACE理事長宛に行うものとする。
第5条
すべての申請期間は1月1日~3月31日とし、5月の理事会の議を経て8月に認定証を交付することとする。
第6条
審査の結果はJACEニュースレターおよびJACEホームページに発表する。
第7条
申請書類は正本1通とする。
第8条
認定医の審査料及び認定料、指導医の認定料及び更新料は次のとおりとする。
- 認定医・指導医審査料 10,000円
- 認定医・指導医認定料 20,000円
- 指導施設審査・認定料 10,000円
- 認定医・指導医更新審査料 10,000円
- 認定医・指導医更新認定料 10,000円
- 指導施設認定更新審査・認定料 10,000円
- 既納の審査料および認定料は返却しない。
別表1
認定医、指導医、指導施設の更新期間
2019年8月取得者 ⇒2024年8月更新(業績目録50P/5年)
2020年8月取得者 ⇒2025年8月更新(業績目録50P/5年)
2021年8月取得者 ⇒2026年8月更新(業績目録50P/5年)
※認定医制度規則(改定:2023年5月27日)
正当な理由で資格の更新ができない旨をJACE理事長に届け出た場合は認定医制度委員会の議を経て3年間まで更新の保留ができる。
(資格更新延期申請期間を過ぎても、COVID-19の感染拡大の影響および令和6年能登半島地震により被災を受け、資格要件を満たせない場合の救済措置として、2024年度までの更新者を対象に3年間の再猶予期間を設ける。)
認定医資格の更新 第6章第9条
指導医資格の更新 第11章第16条
指導施設の認定更新 第16章第23条
認定医・指導医
*認定医:20例/3年、要約10例
(なお、カプセル内視鏡の種類により適応疾患が異なるため、検査適応をご確認の上、検査適応に該当する症例データを提出してください)
**カプセル内視鏡セミナー受講証明書(もしくは、eラーニング受講修了証)
※2023年現在、新規認定医申請はeラーニング受講が必須。初学者向けのセミナー開催は無し。
指導施設
別表2
認定医認定のための診療実績基準
研修期間(3年以上)内に、次の検査件数を満たす必要がある。
カプセル内視鏡検査 20例(一覧表、Excel形式:JACE様式:認-申-5a等)
※カプセル内視鏡検査症例のうち10例を選び、各症例の要約を添付すること。
カプセル内視鏡症例要約フォーマット(Word形式:JACE様式:認-申-5b等)
別表3
認定医・指導医の申請・更新の業績ポイント
Ⅰ.出席
1)本学会分
本学会学術集会 10 (すべての申請・更新において1回以上の出席が必須)
小腸カプセル内視鏡セミナー(もしくはeラーニング受講) 5
大腸カプセル内視鏡セミナー(もしくはeラーニング受講) 5
2)学会指定関連他学会(地方会は除く) 3点
1.日本消化器病学会
2.日本消化器内視鏡学会
3.日本消化管学会
4.日本消化器がん検診学会
5.日本大腸肛門病学会
6.日本内視鏡外科学会
7.日本消化器外科学会
8.JDDW(1,2,4,7で合計12点)
Ⅱ.講演
演者 | 司会 | 共同演者 | |
---|---|---|---|
JACE学術集会(一般演題) | 5 | 3 | 2 |
JACE学術集会(主題演題) | 8 | 5 | 5 |
JACE学術集会(基調・特別講演) | 8 | 5 | – |
JACE主催カプセル内視鏡セミナー | 5 | 3 | – |
国内学会総会でのカプセル内視鏡関連演題 | 5 | 3 | 2 |
国内学会地方会でのカプセル内視鏡関連演題 | 3 | 2 | 1 |
国内研究会でのカプセル内視鏡関連演題 | 3 | 2 | 1 |
国際学会でのカプセル内視鏡関連演題 | 5 | 3 | 2 |
Ⅲ.論文(カプセル内視鏡に関連した論文に限る)
筆頭 | 共著 | |
---|---|---|
和文誌(査読あり)原稿 | 10 | 5 |
和文誌(査読なし)原稿 | 5 | 3 |
英文誌(査読あり)原稿 | 12 | 6 |
英文誌(査読なし)原稿 | 6 | 3 |
●認定基準
*新規認定医申請……
1)I出席、Ⅱ講演、Ⅲ論文の総合点数を合計して3年間で30点以上
2)小腸カプセル内視鏡eラーニング、および大腸カプセル内視鏡eラーニングの受講を必須とする。
※ 2023年現在、初学者向けのセミナー開催は無し。
*新規指導医申請……
1)I出席、Ⅱ講演、Ⅲ論文の総合点数を合計して3年間で50点以上
2)日本消化器内視鏡学会指導医資格取得者
*認定医および指導医の資格更新(過去5年の業績がポイントとして有効)……
1)I出席、Ⅱ講演、Ⅲ論文の総合点数を合計して5年間で50点以上
2)小腸カプセル内視鏡セミナー出席(もしくはeラーニング受講)および大腸カプセル内視鏡セミナー出席(もしくはeラーニング受講)を必須とする。
別表4
指導施設認定基準
- 1. 独立した内視鏡室の広さ:30㎡以上*(待合室、更衣室、洗浄室などのスペースは除く)
- 2. 内視鏡・スコープの本数など:カプセル内視鏡1式以上、消化器内視鏡2本以上
- 3. 年間検査件数:カプセル内視鏡20件以上
- 4. 内視鏡検査室のメディカルスタッフがいること。
- 5. 病理部門が独立して存在するか、または病理診断を依頼することのできる病理専門施設が定まっていること。
認定医制度規則はこちらからご確認頂けます