認定技師制度規則

日本カプセル内視鏡学会(JACE)認定技師制度規則

施行:2013年4月1日
改訂:2018年2月11日
改訂:2020年5月21日
改訂:2022年10月31日
改訂:2023年5月27日
改訂:2024年2月11日

 

第1章 総則

第1条
本制度はカプセル内視鏡検査の進歩と普及にともない、日本カプセル内視鏡学会(以下「本学会」)の責任において、カプセル内視鏡の専門知識と読影技術を備えるカプセル内視鏡読影技師を養成し、優秀なものを資格認定し、カプセル内視鏡検査及び研究の円滑をはかることを目的とする。
第2条
カプセル内視鏡読影支援技師(以下「CE読影支援技師」)とは、第1条により資格認定され、医師の監督指導のもとにカプセル内視鏡の画像診断を支援するものをいう。
第3条
本学会は本制度に基づいて、本学会認定CE読影支援技師を認定し、登録する。CE読影支援技師は、小腸CE読影支援技師、大腸CE読影支援技師の2種類を設ける。
第4条
本学会は本制度の設立、維持と運営のために、認定技師制度委員会(委員長1名と若干名の委員から成る、以下「委員会」)を設け、認定するための諸規則を定める。
第5条
委員会はCE読影支援技師を養成するため、本学会読影トレーニング委員会と協力し、教育カリキュラムを遂行する。

第2章 小腸CE読影支援技師の認定項目並びに認定規準

第6条
第7条に定める規準により、小腸CE読影支援技師の資格を認定する。
第7条
各種別の認定規準は次の通りである。
小腸CE読影支援技師とは、本学会の認定技師制度委員会が定めた小腸用カプセル内視鏡の画像診断支援に関する資格認定基準に合格したものをいう。

第3章 小腸CE読影支援技師の認定基準と申請

第8条
所定の様式に必要事項を記入し、他の書類と共に、本学会理事長に提出する。
1) 申請書
2) 本学会の認定技師制度委員会が定めた日本の国家認定の医療関連者法定免許*(写)
  (又は日本消化器内視鏡学会認定の第二種内視鏡技師免許(写))**
3) 本学会準学会員証明書
4) 本学会員の認定申請の推薦書
5) 本学会員の指導の下、小腸用カプセル内視鏡検査の画像診断支援を年間10症例以上経験したことを記した実績証明書
6) 本学会が実施する小腸カプセル内視鏡eラーニング受講修了証(写)
*看護師(助産師、保健師を含む)、臨床検査技師、診療放射線技師、薬剤師、衛生検査技師、臨床工学技士
**准看護師(日本消化器内視鏡学会認定技師資格取得者のみ)

第4章 小腸CE読影支援技師の資格認定方法

第9条
認定技師制度委員会は毎年1回申請書類によって審査をおこない、小腸用カプセル内視鏡検査における読影支援技師として必要な条件を満足するものを小腸CE読影支援技師として認定する。
第10条
委員会に認められたものは、小腸CE読影支援技師として登録し、本学会理事長は認定証を交付する。

第5章 小腸CE読影支援技師の業務並びに義務

第11条
小腸CE読影支援技師は本学会が認定した指導医、認定医と常に密接なつながりをもち、指導と助言をえて、自己の技術向上につとめ、所定業務を遂行できるよう心掛けなくてはならない。
第12条
小腸CE読影支援技師の主たる業務内容は、厚生労働省免許で認められた医療行為の範囲内で小腸用カプセル内視鏡検査の医師による画像診断を支援することである。
第13条
小腸CE読影支援技師は、医師法が定める診療行為は行わないこと。また、業務上知り得た個人情報をもらしてはならない。
第14条
小腸CE読影支援技師は、本学会準学会員として入会しなくてはならない。また、本学会の学術集会に出席し、研究発表を行うなど、勉学し、研究することが望ましい。

第6章 小腸CE読影支援技師資格の更新

第15条
小腸CE読影支援技師資格は4年毎に更新しなければならない。
更新を申請するにあたっては次の書類を本学会理事長宛に提出する。
1) 小腸CE読影支援技師資格更新申請書
2) 本学会準学会員証明書(資格認定日から継続して本学会準会員であること)
3) 本学会が実施する小腸カプセル内視鏡eラーニング受講修了証(写)(あるいはセミナーの受講修了証(写))
なお、正当な理由で資格の更新ができない旨をJACE理事長に届け出た場合は認定技師制度委員会の議を経て3年間まで更新の保留ができる。
(資格更新延期申請期間を過ぎても、COVID-19の感染拡大の影響および令和6年能登半島地震により被災を受け、資格要件を満たせない場合の救済措置として、2024年度までの更新者を対象に3年間の再猶予期間を設ける。)

第7章 大腸CE読影支援技師の認定項目並びに認定規準

第16条
第17条に定める規準により、大腸CE読影支援技師の資格を認定する。
第17条
各種別の認定規準は次の通りである。
大腸CE読影支援技師とは、本学会の認定技師制度委員会が定めた大腸用カプセル内視鏡の画像診断支援に関する資格認定基準に合格したものをいう。

第8章 大腸CE読影支援技師の認定基準と申請

第18条
所定の様式に必要事項を記入し、他の書類と共に、本学会理事長に提出する。
1)申請書
2)本学会の認定技師制度委員会が定めた日本の国家認定の医療関連者法定免許*(写)
 (又は日本消化器内視鏡学会認定の第二種内視鏡技師免許(写))**
3)本学会準学会員証明書
4)本学会員の認定申請の推薦書
5)本学会員の指導の下、大腸用カプセル内視鏡検査の画像診断支援を年間5症例以上経験したことを記した実績証明書
6)本学会が実施する大腸カプセル内視鏡eラーニング受講修了証(写)
*看護師(助産師、保健師を含む)、臨床検査技師、診療放射線技師、薬剤師、衛生検査技師、臨床工学技士
**准看護師(日本消化器内視鏡学会認定技師資格取得者のみ)

第9章 大腸CE読影支援技師の資格認定方法

第19条
認定技師制度委員会は毎年1回申請書類によって審査をおこない、大腸用カプセル内視鏡検査における読影支援技師として必要な条件を満足するものを大腸CE読影支援技師として認定する。
第20条
委員会に認められたものは、大腸CE読影支援技師として登録し、本学会理事長は認定証を交付する。

第10章 大腸CE読影支援技師の業務並びに義務

第21条
大腸CE読影支援技師は本学会が認定した指導医、認定医と常に密接なつながりをもち、指導と助言をえて、自己の技術向上につとめ、所定業務を遂行できるよう心掛けなくてはならない。
第22条
大腸CE読影支援技師の主たる業務内容は、厚生労働省免許で認められた医療行為の範囲内で大腸用カプセル内視鏡検査の医師による画像診断を支援することである。
第23条
大腸CE読影支援技師は、医師法が定める診療行為は行わないこと。また、業務上知り得た個人情報をもらしてはならない。
第24条
大腸CE読影支援技師は、本学会準学会員として入会しなくてはならない。また、本学会の学術集会に出席し、研究発表を行うなど、勉学し、研究することが望ましい。

第11章 大腸CE読影支援技師資格の更新

第25条
大腸CE読影支援技師資格は4年毎に更新しなければならない。
更新を申請するにあたっては次の書類を本学会理事長宛に提出する。
1)大腸CE読影支援技師資格更新申請書
2)本学会準学会員証明書(資格認定日から継続して本学会準会員であること)
3)本学会が実施する大腸カプセル内視鏡eラーニング受講修了証(写)(あるいはセミナーの受講修了証(写))
なお、正当な理由で資格の更新ができない旨をJACE理事長に届け出た場合は認定技師制度委員会の議を経て3年間まで更新の保留ができる。
(資格更新延期申請期間を過ぎても、COVID-19の感染拡大の影響および令和6年能登半島地震により被災を受け、資格要件を満たせない場合の救済措置として、2024年度までの更新者を対象に3年間の再猶予期間を設ける。)

第12章 小腸・大腸CE読影支援技師資格の資格喪失

第26条
小腸・大腸CE読影支援技師は次の理由により、認定技師制度委員会の議を経てその資格を喪失する。
1)正当な理由を付して小腸・大腸CE読影支援技師を辞退したとき。
2)新たに小腸・大腸CE読影支援技師の更新を受けないとき。
3)JACE定款第9条の規定に従って会員としての資格を喪失したとき。
第27条
JACE理事長は小腸・大腸CE読影支援技師として不適当と認められたものに対して、認定技師制度委員会、理事会の議決によって、小腸・大腸CE読影支援技師の認定を取り消すことができる。その結果は代議員会に報告する。

第13章 本制度の運営

第28条
認定技師制度委員会は、JACE理事長より指名された委員長を含む若干名と委員長より推薦された学会員及び準学会員によって構成される。

第14章 補則

第29条
この規則は平成25年4月1日より実施する。
第30条
この規則施行および改正については、理事会および代議員会の承認をもって定める。また、その他の変更は理事会の承認をもって定め、代議員会において報告する。

 
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